学生をいじめて楽しいですか?

900起床。珍しいぞ。プチ早起きしたのは実験の報告書と予習をするためだ。大抵ならこの程度のミッションだと睡眠欲を優先してしまうはずが、今日は意志が固かった。俺の意志ってこんなに軽いのかと思われそうだが実際そんなもんである。
ミッションを攻略した後は駒場へ。食堂でカレーを食べた後実験棟へ。本日の内容はグリニャール反応。名前は聞きなれないが、ようするに有機物質の合成の話である。実験は途中まで順調に進んでいたが途中で試薬をこぼすなどのハプニングが発生し、析出した安息香酸の収率はなんと37%。こりゃ低すぎるということで67%だったことにした。その発生させた安息香酸を用いて融点測定をしたり紫外線吸収のスペクトルを見たりしたのだが、実は実験室には以前の実験で使用して回収された安息香酸のかたまりが放置されており、別に析出に失敗してもこれをパクればよかったことが判明。もしかすると放置されていたのはダミーで本当は似て非なる適当な粉末だったかも知れないけど。そして今日の実験後の試問はとにかく長かった。まだ習っていない有機の話をされてもわかんねぇっていうかそんなこと学生一人一人に聞いてどうしたいんですかね。この大学の学生の7割以上は基本的に勉強していないのでそんなこと尋ねてもわかりませんよ。ちなみに自分に尋問が回ってきたときは教官の教科書に書いてあったメモを盗み見して答えておいた。ビフェニルが発生する云々という話で、友人の一部は「宮本すげぇな」とか言っていたがカンニングであったことを自白しておいた。
そしてその後は久々にバドミントン。ガットを張り替えてどうなるかなと思っていたが、それ以前に10日ぶりだったため体が全く動かず。つーかラケットに当たらない。ひでーよ。ガットを張り替えた実感は、適当に振っただけのクリアが後ろまで飛んだことぐらいである。