卒論試問。

1000起床。今日で卒論関係のイベントが終了する。試問当日である今日ですら、徹夜ではなかった。中間試問のときに比べ、プレッシャーがかかっていなかった気がする。ノウハウの蓄積によって作業効率が段違いに上がったからだろうか。
1100本郷。レジュメと発表資料を色々手直しして、1330試問部屋。自分は4人目だったので、それまでは同研究室の発表を清聴。前2人は割とそつなく試問をこなしていた。試問教官が易しめだからだろうか、それとも研究内容がしっかりしているからか。しかし3人目の共同研究者の試問で態度がいきなり硬化した。訊いていることはまともだとは思うのだが、けんか腰である。そして「自分だったらこう答えるのになあ」と悶々としているうちに自分の発表順。
中間試問のときとは違って、緊張なく発表していた。これは別にいいことではない。適度の緊張を保ちながら発表するのがいいと思うのだが、中間試問のときは緊張しすぎて言葉を噛みすぎて、今回は緊張がなさすぎて、下手するとタメ語が出そうなナメた態度に見えた可能性がある。そんな中、PCが落ちるという事態に。見た目にはおそらく緊張は見えなかったとは思うが、脳内ではパニックに。パワポの内容は辛うじて発表できたが、その時点で想定質問が頭から消えてしまっていた。そして試問に移った。ここで質問が来たのだが、質問の意図がなんだかわからず、意図がわからないなら聞き返せばよかったものを蒟蒻問答に持ち込もうとしてしまい事態が悪化。どうも、質問に対しオウム返し的におちょくった回答をするという日常的な自分の悪い癖が出てしまった気がする。教官はけんか腰、自分は知能障害と、かなりのカオスになってしまった。もう1人の試問教官にようやく意図を解説してもらって助かったのだが、その後も言葉が上の空状態になってしまった。今(翌日)になってようやく事態を冷静に飲み込むことができているが、当日は精神的にヤバい状態だったと思われる。自己嫌悪そして謝罪。しかし、自分の拙さと、両者のけんか腰という点を差し引いても、最後の質問の意図だけは解せない。「共同研究者がいてよかったですか?」って。2人で卒論をやったら、卒論の価値は半分になるもんなのか。目標は2倍高いところに設定すべきなのか。別に個人の努力が半分で評価されるのは構わないけど。そして共同研究者が目の前にいて「いいえ」と答えるアホはいない。ここで答えに詰まったら癪だと思ったので、質問が終わるか否かで即答したと思うが、その後のフォローについてはもう憶えていない。これからも同じ質問がきたらイエスと答えるが、この問いにオール・オア・ナッシングで答えることはできないし、正直に答えているかなんてのは誰も確認できない。まあ、こんなところで本音を吐露しても、質問者本人に言わないと意味はないが、理解されないだろうし、そも叶わない。
その6人の試問を聞いて終了。研究室に戻り、実験セットアップをきれいさっぱり解体して研究終了。