達成度は50%未満。

1限は熱工学。放射についてだったが、先週の授業に出ていなかったため何のことやら。黒体放射についてきちんとやらないとテストがまずいことになりそう。「禅問答のように聞こえるかも知れませんが」って、俺にとってはそれ以上に難解だよ。2限はメカトロ。とりあえず今までのプリントを取り寄せて熟読。モータ周辺の話が難しそうだ。ステップ角の問題とか出たらどうしよう。感覚で解くか。前半のパソコン周辺の話は既知のことが多そうなのでテストで半分とることはできそうだけど。
3限はスターリングエンジン製作#7。微調整らしきことも終わって、いざ回転。わくわくしつつ加熱部をあぶって回そうとしたところ、全く回る気配がない。なんだこれは。本当にエンジンなのか。「余裕で回りまくり」という予想が思いっきり覆った。失望感漂う中席に戻って対策を検討。とりあえず問題点として挙げられそうなのが、「右側の注射器からもれる音や風がある」「左側の機構の摩擦が大きい」ということ。これが片方だけなら片側のシステムをフライホイールから切り離せば回るという話なのだが、両側に問題があるとなると事態は面倒くさい。しかし特に前者の問題はかなりクリティカルなので、ピストンとシリンダを左右付け替えて問題なしコンビの2気筒でレッツリプレイ。するとほとんど抵抗なく、怖いくらいのスピードで回り始めた。とりあえず成功。おそらく出力もそこそこあると思う。
しかし、我々が作ろうとしていたのは4気筒のスターリングエンジンであり、2気筒のこの機構では先輩が作ったエンジンと同じどころか、フレームが無駄に大きいことを入れればそれ以下の構造である。どうしても諦めきれない我々は問題を取り払って4気筒のエンジンに再チャレンジすることに。注射器からの漏れについては、ボンドをもう1度つけることによって解決するかも知れないということで実行。リンク機構の摩擦は、ロッドがフレームに対してきっちり平行になるようにスペーサを調整した。再三にわたり改良を加え、何度も加熱部を炎であぶって挑戦し、まわるかまわらないかという瀬戸際まできたのだが、ついに回ることはなかった。結局のところ、右側の機構が頑張って左側の機構を回そうとしているのだが、左側が出力よりも摩擦と注射器のロスの和のほうが大きいため回らないのだ。残念。次回の発表ではかっこ悪いが右側だけで回すことになりそうだ。しかし来年後輩に残すサンプルとしては4気筒だったことにして置いておこうと思う。
4人で学食で食べた後1950帰還。